2010.07.12

宝さんの花器+八重の向日葵

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先日、MITATEで木下宝さんのガラスの花器を買いました。
大きすぎず、小さすぎず、このくらいの大きさで、わ!欲しい!と思う花器に出会いたかったんです。ぷくっとしたやさしいラインも愛らしい。ああ、うれしい。

紫陽花を生けたいなと思っていたのだけど、たまたま花屋さんでみつけられず(道ばたにはよくみかけたのだけど)飾れないままでした。

今日花屋さんで素朴な黄色の花をみかけて、この花はなんて花ですか?と聞いたら、八重の向日葵です、と店員さんが言いました。八重の向日葵があるのですね。こんな小ぶりなのに向日葵なんですね。知りませんでした。かわいらしいけれど可憐ではなく、力強さもあって素朴でにこにこしているような花。なんとなく宝さんのイメージにも重なり、わーいと買って帰りました。

なんとなくなんですが、私の中では、宝さんの花器は、華やかないろんなお花を生けるより、まるで摘んできたような自然なお花を生けたいなあと感じていました。とてもうれしいです。

*木下宝さんの「はなうける器」展について紹介されているページをみつけました。リンクさせていただいちゃいます→コチラ

*数年前に購入したしずくのような一輪挿し:)

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2008.03.09

大正切子のコップ

昨夜は清澄白河へ。
「くらしのスリッパ東京2008」のささやかなレセプションが行なわれました。

<デザイナー>という響きは、どこかきどったイメージがあるのではないかと思うのですが、おおよそそういうのとは真逆な方々ばかりなので、レセプションもほのぼの和やかな時間が流れていました。
こうみえて(?)案外、人見知りの私もすっかり心開いちゃって(笑)昨日はしゃべりまくっていたなあ、、と今日になって思い返しています。足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。出展者のみなさまもとても楽しい時間をありがとうございました。(スイカは無事ギャラリーに忘れていたようでみつかりました!Yさんすみません、ご連絡ありがとうございました!)

+ + +

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清澄白河には、かつて働いていた会社の大先輩で、デザイン事務所の三分の二を改築して骨董屋さんになったという変わった経歴をお持ちの方がいます。お近くなのでぜひ!と声をおかけしたら、ママチャリで来てくださいました。

その方から、骨董屋のwebを作って欲しいと相談を受けた時には、私はフリーになりたてで、当初フリーではwebの仕事はするつもりはありませんでしたので報酬はもらうつもりはなくお手伝いのつもりでお受けしました。
でも、それでは、悪いから、、と何か気に入った骨董があれば、とおっしゃってくれました。

その打合せの時に麦茶を出してくださったそのコップが、写真の1枚目のような赤い色硝子がすっと入った、素朴でどこかほっとするようなコップだったので、それをリクエストすることにしました。

大正切子というのだそうです。
骨董好きの中ではあまり好まれるものではないようなのですが、その素朴で普段から使いたいと思わせる魅力を感じました。


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希望していたモノ以外にも二種類のコップを頂きました。白い線の入ったコップとデュラレックスをもっとぽてっとしたようなコップ。どちらもとても素朴でほっとします。

実はそのコップを頂くことはすっかり忘れてしまっていましたので思いがけずプレゼントを頂いた気分です。今日は窓からの光に向けてコップをかざしてにやにやしています。うれしいなあ。

その方のお店はコチラです。
路地裏にある小さなお店は野良猫がひょいっと我が者顔で居座っていてとても和む空間です。ぜひぜひ立ち寄ってみてください。店主さんから、骨董や深川の歴史などなど、たくさん面白い話しも聞けますよ。

*一二三美術店 -くらしの古道具-
web:http://www.hi-hu-mi.jp/
blog:http://hi-hu-mi.way-nifty.com/blog/
大正切子のコップについての記事

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