ピーターラビットのおうちはおおきなもみの木の下にある♪
PETER RABBIT 世界でいちばん愛されるうさぎ
(e-MOOK 宝島社ブランドムック)
8/9発売のこちらの本の「クリエイターがつくるピーターラビットのリトルプレス」というページの企画に参加させていただきました。
ビアトリクス・ポターさんは、絵やおはなしだけではなく、ブックデザイン/装丁にとてもこだわりがあったそうです。出版社から出版される前に私家版も作られていたそう。(詳しくはこちらの本にいっぱい書いてあります。とても興味深く面白いです。)
最初お話をいただいたとき、これまでリトルプレスといえるようなものをちゃんと作ったことがないのでお受けしてよいのだろうか?!と不安に思ったのです。お声かけていただいた編集の方とお会いした際、webで「おべんとう◯△□」を見て依頼することを決めてくださったと聞いてうれしかったのと同時にほっとしました。「おべんとう◯△□」みたいにとらえて大丈夫ですよ、と言っていただいたのでそしたらやらせていただいても大丈夫かなあと。
そんなこんなで、また、エホンとオモチャの間みたいなエホンなのかも。だれかとだれかがいっしょに読む様子を思い浮かべて「ピーターのおうちはどこかな〜」と話かけあったりしながらピーターのすむもみの木をそっとのぞきこむようにおはなしの世界に入っていったら楽しいかなーーともわもわ想像して、もみの木のカタチのエホンを作りました。
一見読みにくそうですが、ちゃんとビアトリクスさまにならって小さな子の手の平でよみやすい大きさを意識しましたです。でも、うっかりすると、ばらばらばら〜〜っと広がります。蛇腹なので。ピーターの毎日ってそんな感じだよなーって思って、うっかりすると大変なことになる感じにしておきました。フロプシーやモプシーやカトンテールみたいないいこはきちんと読めるとおもいますが、ピーターみたいな子には「わー!もー!よみづらい!」って文句言われそうです。あはは。
お話いただいたその日から、ピーターラビットのおうちはおおきなもみの木のしたにある♪の、大貫妙子さんの「ピーターラビットとわたし」を口ずさみながら浮かれていたから、こういう一冊になったともいえます♪
他のクリエイターのみなさまというのは、わたしも大好きな美篶堂さん、今回このようなすてきな機会をくださったBOOKLUCKさん、大阪で活動されているprideli graphic labさんといった方々でした。さすがそれぞれの製本、エディトリアル等のプロフェッショナルな1冊をつくられていて、どれもじっくり手にとって拝見してみたくなりました:)
よかったらぜひ書店でお手にとってみてください。
| 固定リンク
コメント