オトギクヅユ
金沢、諸江屋の「オトギクヅユ」。
8月の金沢での展示の搬入に行く前に、諸江屋の場所を確認しようとwebを見た時に見つけて、買うのを楽しみにしていた「オトギクヅユ」。しかし、残念ながら、空港のお土産やさんには置いてありませんでした。なので、9月の搬出の際、帰りの空港に向かうまで、少し時間があったので、わがままを行って諸江屋に寄ってもらいました。
諸江屋といえば「花うさぎ」。小さい頃、父や母が金沢にいた頃の知り合いの方々が「花うさぎ」をよく送ってくださいました。落雁そのものよりもその箱がお気に入りで、小さな宝物をしまって大事にしておりました。
和菓子の小箱は、とっておきの箱にしたくなるような丁寧な箱が多いですし、箱をあけて、ひもをほどいて、と、和菓子そのものを食べるまでのわくわくを小粋に演出してくれます。そしてそして「オトギクヅユ」も、その期待をうわまわるわくわくっぷりでした。
お伽話の<金太郎><カチカチ山><桃太郎><花咲きじいさん>の4つ。絵的には、桃太郎の猿と犬と、金太郎の行司の猿がいいな、と。
箱から取り出すと、キミドリ色の巾着に<オトギクヅユ>の文字が書かれた小さな紙が。よよよよくみると、、添削されてますヨ。。赤い筆で。。うーーたまりませんーー。
webでは、葛湯を<久寿湯>と書いてありました。鮨を寿司と書くように、めでたい意を漢字にこめて字を置き換えているのですね。
そして、<なつかし、なつかし・・・桜、桃、兎など昔咄しの主人公たちが現れ出てきます。>とありましたが、今日現れたのは、イヌ?かな?
やさしいおいしいとろとろに、私もそのまま午後のポカポカでとろけてしまいそーーー(になりましたが、現実にちゃんと戻ってお仕事お仕事。。)
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マスダタミさんにお借りした、うるし塗りのさじとこども椀とおぼんでいただきました。さじが2つあるのは、蒔地のと木地呂塗のと、口に入れた時の感触比べの為。さじを購入する前に使い心地を試してからどうぞっと貸してくださいました。
タミさんが「おとなが赤ちゃんの口に食べ物を運んであげる時期〜初めて自分で道具を使って食べる時期」のスプーンとして、作ったおさじ。赤ちゃんはどっちがいいかな?自分用にはどっちがいいかな?ざらざらもいいし、つるっともいい。もう少しいろいろ使って悩んでみよう〜って、なんだか楽しい悩みです。
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