かわいい太陽さん
今年の夏に唯一どうしても行きたいところがありました。
それは葉山の美術館。
全国を巡回してきた<アンテスとカチーナ人形>の展示へ行きたかったのです。そして、念願叶って、たくさんのかわいいかわいいホピのカチーナに会ってきました。
ホピとは、北アメリカのインディアンの部族のこと。
カチーナとは、そのホピの人々が信じる、精霊のこと。
冬至から夏至の半年だけ、村にやってくるのだそうです。
そのカチーナの教えを子ども達に伝えるために、ポプラの木の一種から人形が作られるのだそうです。
1番のお気に入りは、太陽のカチーナ<ターワカチーナ>。
もっとも重要な存在でなかなか姿をあらわさないのだそうです。なので、人形がメッセージを伝える大事な役割を持っているのだそうです。
気持ちをこめて丁寧にとても細部にもこだわって作られています。左右の足の色が違ったり、洋服の模様もとても細かくカラフル。ホピ族の人達は、どんなインスピレーションを得て、このような細工をほどこしていくのでしょうか。。情報の渦の中でオリジナルと思っていてもどこかなにかの模倣をしてしまっているような、、、そんなモノしか作れないちっぽけな私からは、この創造の力の前にただただ圧倒されてしまいます。圧倒といっても、決して威圧的ではありません。このちょっと猫背でにへらと笑っている、たたずまいを見つめるだけで、心が穏やかになり癒されました。。。こんな人が、冬至の朝にふらふらっと足もとにやってきたりしたら、、、最初はそりゃあ、たまげるでしょう。でも遠く日本の我が家にもぜひ来て欲しいと思いました:)
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おまけの写真は、アクセサリー。
私は普段アクセサリーをあまりしないのですが、ホピのアクセサリーは大好き。1つ1つのモチーフに意味があり、願いがこめられているところに、とても惹かれてしまうのです。この太陽のモチーフのものは<サンフェイス>といいます。ちなみに、銀色のがホピ族。石が入っているのは、ズニ族のものです。
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