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2004.06.15

<アリとキリギリス>搬入の巻

6月14日月曜日、晴れ。
母の<アリとキリギリス>の展示の搬入です。

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早朝5時起き、4階の我が家より、制作物をすべて、1階に移動。見張り番は、うちの宇宙人こと、親父さん。段ボール、平たいもの、丸めてあるもの、すべて計19個。これらをすべてせまい3LDKの一室で制作してるんだからすごいです。

やりたいと思ったことは「場所がない」とか「時間がない」とかそんな言い訳は通用しません。「やりたいことをやる」には、場所も時間も自分が作り出すものだ、と、いつもこのパワフルな母から学びます。

6時ちょっと過ぎ、おばちゃんのゆきちゃんをのせた兄の車が到着。一族総動員の搬入です。大型のワゴンをレンタカーして、すべての荷物を積み込み、いざ、出発! 目指すは、八ヶ岳山麓のふもと、小淵沢の絵本の樹美術館へ。

道がすいていて、スムーズなドライビング。予定より早く9時頃に到着。今回の企画の依頼者、絵本の樹美術館の館長の田中さんがお出迎え。そう、この展示は、毎年、この美術館の夏の催しとしての看板イベントなのです。

さっそく、バラバラに制作してある木や草などの部品を組み合わせ、壁に打ち付けるものから始めます。実際に計って制作したはずが、若干のズレなどからとりつけられないハプニングなどもありましたが、それはベテランの腕の見せ所。すぐに切って貼って縫って、あっと言う間に修正。見事です。

2月頃から企画、構想を練って、4ヶ月間どっぷり制作に明け暮れる。そして、その準備してきたことが、初めてここで組み立てて、立体になり形になる訳です。家がせまいですから、すべては想像の計算の元に作られているのです。制作してきた母とゆきちゃんにとっては、待ちに待った瞬間です。私は、ほんの数回手伝ったりしただけなんだけど、それでもとてもうれしいです。並べたりしてるだけでもう興奮です。遊びにきた小さい子やママさんやパパさんが、この空間で楽しいひとときを過ごしてくれることを願うばかりです。

あー、こういうのほんとに楽しいー! 
私は、どんな形であれ、お手伝いであれ、自分のことであれ、こういう場面に触れ続けていきたいと思うのです。

母の展示<アリとキリギリス>、本当に心からたくさんの人に遊びにきてほしいと思います。
大量生産のできない、手作りのあったかい作品です。触っちゃ行けない展示ではなく、思いっきり触って遊んでもらう展示です。たくさんの子達が楽しんで遊びまくってくれるので、作品は、展示が終わるともうボロボロになります。この時にしか最高の形では見せられない、まさにライブな作品なのです!

完成した、展示の全体像は、紹介したいところですが、ぐっと我慢。館長の田中さんも作家さんの著作権を尊重される方で、館内では撮影禁止なのです。なので、写真は森の空間の作業最初の方のほんの一部だけにしました。
あーーでもほんと全体を見てほしいです。もう一つかわいい蟻の家の中の空間があるので、それは別途ご紹介します。

詳細は<絵本の樹美術館の2004年の催し>をご覧ください。お待ちしております!

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コメント

「時間がない」「場所が無い」は通用しない。場所も時間も自分が作り出すもの…。何か凄く感動しました。そのとおりだよね。

投稿: ウエノ | 2004.06.15 21:11

そうなんですよねー。「やれない理由」ばかり口にしてしまう私は、ほんと甘いのであります。

投稿: yo | 2004.06.16 01:33

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