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2008.04.17

エホンについておもうこと

「エホン・ミホン・テホン展」について、、
長文になっちゃいますが、
今の気持ちをつらつらと、、

+ + +

「エホン・ミホン・テホン展」をするにあたって、
昨年の秋頃から、いろんな話し合いを持ちました。

絵本といえば、この人!
コド・モノ・コトメンバーに加えて
企画に8plusの芳賀八恵さんをむかえて、
「絵本」の展覧会を行なうことになりました。

私も以前から、漠然と「絵本」を作ってみたい、
とは思っていたのですが、
以前から、絵本にむきあってきた芳賀さんや
コド・モノ・コトメンバーと何度となく話し合いを重ねるうちに、
私の中での「絵本」の捉え方が少しづつ変わりました。

<絵>は平面的なモノ
<絵本>は<絵>が上手な人、好きな人
<お話>を考えることが好きな人
が作りたいと思うモノと思いがちですが、
ん?違うのかも、それだけはないのかも、と感じるようになりました。

視覚的なことだけではなく、本を持つ手、ページをめくる手、
その手から伝わる感覚も含め、絵本という形態から
うまれる空間、時間の流れ、そういったことを立体的に捉えて
考えることが大切だと感じました。
絵本は
<絵><文字><紙><厚さ><大きさ><時間><空間>
まだまだありそう、、そんなさまざまな要素を含んで作り出す
プロダクトデザインなんだと思います。

もちろん、それをすべて1人でこなすことが重要なのではないです。
1人で作りあげるにしても、それぞれのプロが集まり作り上げるにしても
とかく語られがちな<絵>や<話>だけがメインでは、
ないのだと感じたのであります。

そもそもの今年の展覧会を絵本にしよう!と言ったのは
コド・モノ・コトのデザインディレクター萩原修さんです。
修さんは、「コドモのどうぐばこ」という著作の本の中で
コドモの道具のひとつとして、絵本をあげています。
本の中に絵本について書くにあたって、
あらためて、絵本のことを考えたら
まだまだ自分自身がわかっていないと思ったからだそうです。

ということで、企画側にも明確なこたえを持って
行なっている訳ではないのです。
企画側、参加クリエーター、観にきてくださった方々が
「絵本」と「デザイン」にむきあう、考える、
一つのささやかな<きっかけ>になれば
いいのかなあ、と思っています。

+ + +

さあ、絵本を作ろう、と考えた時、、

自分の中の<新しい何か>をひきだしたいと思いました。
ちょっと今の自分にとっては<挑戦>かも、と
あえて臨んだコンセプトがあったのですが、残念ながら時間切れ。。。
そうそう、そんな簡単なモノじゃない!
まだまだ修行がたりないのであーる。
でも、もっと考えて大事にあたためていったらカタチになりそうな、、
その予感を得られただけでも収穫なのかもしれません。

そして、出展するのは、最初にいくつか思いついたアイデアの中から、
自分的には1番単純明快なモノになりました。
なんか、このアイデアに落ち着いてみると
前述の<挑戦>しようとしていたことに比べたら
ひじょーに等身大なのかも、、と思いました(笑)。
ある意味、自分らしい?背伸びしてない感じです。

<おべんとう>の絵本です。
くいしんぼうだとまた思われるなあ。
しょうがないか。

<文字のない>絵本です。
文字がなく静か、ではなくて、
わいわいとさわがしくなりそうな絵本です。
読み手と聞き手、また、はっきりそうわかれていなくても
誰かと一緒に読んでもらえたらなーと思います。

そして、、ひとりの時間にもちょっとしたお楽しみを。
読んだあとに<あるモノを発見する>行動にはまってくれる
こども、おとな、がいたらうれしいなあと思っています。
そう、私が街中で<顔>を探してしまうように(笑)。

+ + +

今回の参加者14組は、私とワークショップチームのみきちゃん以外は
コド・モノ・コトに初参加のみなさん。
芳賀さんをはじめ、絵本作家としてすでに活躍中の方もいらっしゃいます。
グラフィックデザイナー、エディトリアル、ブックデザインで活躍中の方もいらっしゃいます。
活版印刷で作品を発表されている方もいらっしゃいます。
グラフィックも含めモノのデザインをしている方もいます。(あ、これ私も)
建築家の方もいます。テレビのセットのデザインなど空間を手がける方達もいます。
そう、「科学」を伝える手段として「デザイン」を行なっている方もいます。
何より、この展覧会から活動開始という
新ユニットを組んだ方達が二組もいます。

新年明けてから、何度かミーティングしましたが、
新しい方と出会うことや
みなさんのクリエイティビティにふれることは
本当に刺激になります。わくわくします。

展覧会は、たくさん続くと体力的にも精神的にもつらいんですが(笑)、
何かとても大切な<きっかけ>を得るのは間違いなくて、
新しいモノを仕上げる<きっかけ>
展覧会を一緒に作っている仲間、そして足を運んでくださる方々と
つながってひろがっていく<きっかけ>になることが、
なによりうれしくて、ついつい参加してしまいます。

今回のグラフィック、会場デザインを受けてくださった
andesignさんには本当に感謝感謝なのです。
昨年の今頃は、わたし死んでましたから。
チームを作って参加してくださり、その懐の深さに
甘えつつも、提案してくださるものがすばらしくきれいで
うれしくてたまりません。

そんなすてきなDM、会場、
そして、自分のはさておき、他の方達の絵本を
たくさんの方に見て頂けたらなあーーと心から思います。

コド・モノ・コトのワークショップチームが企画している
青空のもとでの公園イベントもたくさんの親子に
参加していただきたいなーと思います。

はあ、、
ここまで読んでくださった方長々とおつきあいありがとうございます。
展覧会前は非常に自分と向き合う時間が多いため
ついつい熱く語ってしまいます。

あとから恥ずかしくなって消しちゃったり、
書き直したりしちゃいそうですが。
とりあえず、、、おしまいです。

さあ、作業のつづきを、、やることはまだまだ山積みであります。

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コメント

yo!子様

こんにちは!
いつも楽しみに、時に深くうなづきながら拝見しています。
こないだのお勧め、ほぼ日の『作品を売ることについて』
プリントアウト&ファイルしましたよ♪


今回の絵本についても深く考えちゃいました。
2歳の息子が、ボロボロになった地下鉄博物館のパンフとか絵本を
大事にしてる様子をみているとなるほどと思うことばかりです。
私もデザインや絵に関わる人間の端くれとして
心揺さぶられる文章でした!

投稿: 杉山晴風 | 2008.04.19 23:53

杉山晴風さん
こんにちは!
なんだかとりとめもなくつらつら書いてしまった文へ
コメントしていただき恐縮です。
ありがとうございます。
ほぼ日のあの対談は、すごくしみますよね。
<価値>を正しくとらえること
とくに自分のデザインをしている行為、作り出したモノ、
それ自体に、値段をつける、という作業はすごく難しいです。
まだまだ精進しなくてはです。

投稿: yo! | 2008.04.20 13:02

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